【プロ解説】アウディA4 35と45の違いとは？評判・性能・装備の比較

2025/07/16

アウディA4 35と45の違いとは？性能も評判も「本当に選ぶべき」はどっち？

アウディA4の「35」と「45」の違いが気になる方は多いですが、公式サイトやカタログだけでは分かりにくい部分もあります。性能の違いはもちろん、価格差や装備、ユーザーの評判まで比較してみると、見えてくるポイントが多数あります。

特に、「35と45のどちらを選べば後悔しないのか？」という疑問は、購入検討中の方にとって最も重要なテーマです。単純なスペックだけでなく、実際の使い勝手や満足度に直結する情報を重視することが、賢い選び方につながります。

「燃費重視で35？」「走りで選ぶなら45？」など、迷いがちなポイントを明確に整理しながら、ユーザー目線で丁寧に解説します。筆者自身も同じように悩んだ経験があり、その視点から共感をもってお届けします。

この記事で分かること

アウディA4 35と45のスペックや性能の違い
装備・内装の比較と快適性の差
ユーザーの評価や口コミから見える実情
価格・維持費・コスパの観点でのおすすめモデル
初心者やファミリーに向いているのはどちらか

アウディA4 35と45の基本スペックを比較

ボディサイズと外観の違い

アウディA4 35と45は基本的なボディサイズはほぼ同一ですが、デザインの印象に差があります。35はより落ち着いたシンプルな印象、45はスポーティなアクセントが加えられています。

モデル	全長×全幅×全高（mm）
A4 35 TFSI	4,770×1,845×1,430
A4 45 TFSI quattro	4,770×1,845×1,430

見た目の差は、装備の有無やホイールサイズ、S lineパッケージの有無によって生まれています。

パワートレイン（エンジン・モーター）の違い

アウディA4 35は150PSの出力を持つ1.5Lターボエンジンを搭載しています。一方、A4 45は249PSの出力を持つ2.0Lターボエンジン＋マイルドハイブリッドシステムを搭載し、よりパワフルな走行が可能です。

A4 35：1.5L直列4気筒ターボ（150PS）
A4 45：2.0L直列4気筒ターボ＋MHEV（249PS）

パワー感を重視する方には45が断然おすすめです。

トランスミッションと駆動方式の違い

A4 35は前輪駆動（FF）で7速Sトロニックを採用。一方のA4 45はアウディ独自のquattro（四輪駆動）と7速Sトロニックの組み合わせとなっています。

35：FF（前輪駆動）
45：quattro（四輪駆動）

雪道や悪天候時の安定性を求める方には45がおすすめです。

燃費性能と環境性能の比較

燃費性能では、A4 35が優位です。WLTCモード燃費はA4 35が約15.8km/L、A4 45が約13.6km/L。日常使いでの維持費を抑えたい場合は35が向いています。

モデル	燃費（WLTCモード）
A4 35 TFSI	約15.8km/L
A4 45 TFSI quattro	約13.6km/L

カタログ数値と実燃費には差が出る場合があります。試乗や実測データを確認しましょう。

加速力や最高速度の数値比較

加速性能では明確な違いがあります。A4 35の0-100km/h加速は約8.9秒に対し、A4 45は約5.8秒。力強い加速感とスポーツ性を求めるならA4 45が圧倒的です。

A4 35：0-100km/h 約8.9秒
A4 45：0-100km/h 約5.8秒

高速道路での合流や追い越しも、45の加速性能なら安心感があります。

装備・内装のグレード差を徹底解説

シート素材やカラーの選択肢

アウディA4 35はファブリックや合成レザーを中心とした落ち着いたインテリアです。一方、45は標準で本革シートが装備され、上質な印象を与えます。

A4 35：ファブリックまたは部分レザー
A4 45：ミラノレザー／バルコナレザーなど本革が中心
カラーバリエーションは35が3色、45は5色から選択可能

高級感と選択肢の幅では45が優位です。

デジタルメーターやインフォテインメントの違い

A4 35は10.1インチのMMIタッチディスプレイが標準装備です。45ではさらにバーチャルコックピットプラス（12.3インチ）が標準搭載され、視認性・操作性ともに優れた環境が整っています。

装備項目	A4 35	A4 45
MMIナビゲーション	10.1インチ標準	10.1インチ標準
バーチャルコックピット	オプション	標準

先進運転支援機能（ADAS）の標準装備比較

A4 35にも先進運転支援機能は備わっていますが、45ではさらに強化されたシステムが標準装備されます。たとえば、アダプティブクルーズアシストやレーンアシストの応答精度にも違いがあります。

アウディプレセンスベーシック／シティ：両モデル標準
アダプティブクルーズコントロール：35はオプション、45は標準
サラウンドビューカメラ：45のみ標準装備

安全性を重視するなら、45の標準装備の充実度は見逃せません。

エアコン・オーディオ等の快適装備の違い

A4 45は3ゾーンフルオートエアコンやBang & Olufsenの3Dサウンドシステムを標準装備しており、快適性と音響面の満足度が高いです。35は2ゾーンエアコンや通常のサウンドシステムが中心です。

エアコン：35は2ゾーン／45は3ゾーン
オーディオ：35は標準8スピーカー／45は16スピーカー（B&O）

オプション装備の違いと価格感

A4 35は装備を後付けする構成が多く、オプション費用がかさみやすい傾向です。一方45は装備が充実しており、結果的にコストパフォーマンスが高くなるケースもあります。

オプション装備	35	45
バーチャルコックピットプラス	約15万円	標準装備
S lineパッケージ	約35万円	一部標準

初期価格の差以上に、装備内容での差が費用に影響します。

走行性能・乗り心地の違いをレビュー

ハンドリングとステアリングフィールの違い

アウディA4 35は日常使いに適した軽快なハンドリングが特徴です。都市部や狭い道でも取り回しやすく、ステアリングの操作性も自然で扱いやすいです。一方、45はクワトロによる高いトラクション性能に加え、スポーツサスペンションによりカーブ時の安定感が向上しています。

35：軽快で穏やかな操作性
45：高速度域でも正確なステアリングレスポンス

サスペンション構造と乗り心地の比較

A4 35はコンフォート寄りのサスペンション設定で、街乗り中心のユーザーにとって快適です。A4 45ではS line仕様を選択すると、スポーティなサスペンション設定となり、路面の凹凸を拾いやすくなりますが、その分走りにキレが出ます。

モデル	サスペンションタイプ	特徴
A4 35	コンフォートサスペンション	柔らかく快適な乗り心地
A4 45	スポーツサスペンション（S line）	硬めでシャープな反応

騒音・静粛性の体感レビュー

両モデルとも遮音性能は高水準で、100km/h走行時の室内騒音レベルは約64dB程度です。ただし、45はスポーツ性を重視しているため、エンジン音がやや強調される傾向があります。

35：静粛性が高く、長距離運転も快適
45：走行音がややスポーティに調整されている

静粛性を重視するなら、A4 35またはS line非装着モデルを選びましょう。

高速道路や街乗りでのドライブフィール

高速道路では、A4 45のquattroによる安定性が際立ちます。加速時の余裕や直進安定性は特筆すべき点です。一方、街乗りではA4 35の軽快な挙動が扱いやすく、燃費面でも有利です。

高速道路：A4 45の方が疲れにくく安定
市街地：A4 35の取り回しやすさが光る

実際の試乗レビューの紹介

実際に試乗したユーザーの声では、「45はアクセルを踏んだ瞬間のレスポンスが爽快」「35は静かで快適、毎日の通勤に最適」との意見が見られます。用途に応じて明確な違いを感じるというレビューが多く、試乗による体感が非常に重要です。

ユーザーA（東京都）：A4 45は山道のカーブでも安定感が抜群
ユーザーB（名古屋市）：A4 35はエンジン音が静かで快適そのもの

ユーザー評価と口コミから分かる実力

アウディA4 35の満足点と不満点

35に関する評価では、「街乗りに最適」「静粛性が高い」「燃費が良い」という声が多く見られます。一方で「加速が物足りない」「高速道路での追い越しにやや不安」という声も一定数あります。

満足点：燃費15km/L前後で経済的
不満点：パワー不足と感じるシーンがある
ユーザーの声：「普段使いにはちょうどいいが、もう少し力強さが欲しい」

アウディA4 45の評価ポイントと懸念点

45については、「走行性能が圧倒的」「高速走行が安定している」「装備が豪華」という好意的な意見が多いです。反面、「価格が高い」「維持費がかかる」といった現実的な指摘もあります。

評価点：0-100km/h加速5.8秒の力強さ
懸念点：車両価格と任意保険料の高さ
ユーザーの声：「長距離移動やワインディングで真価を発揮する」

各モデルのユーザー層とライフスタイル

35は通勤や街乗り中心の方、維持費を重視するファミリーユーザーに人気です。45は走りを重視するドライバーや趣味でドライブを楽しむユーザーに選ばれています。

モデル	主なユーザー層	使用スタイル
A4 35	会社員・家族世帯	通勤・買い物中心
A4 45	クルマ好き・経営者層	ロングドライブ・高速移動

中古市場での人気度・再販価値

中古車市場ではA4 35の方が玉数が多く、価格も200万円台からと手が届きやすいです。A4 45は高年式車の流通量が少なく、プレミア価格で取引されることもあります。

35：3年落ちで約220万〜250万円前後
45：3年落ちで約280万〜330万円前後
再販価値は走行距離と装備で大きく変動

S lineやクワトロ搭載車は中古市場でも高評価を受けやすいです。

オーナーのリアルな声を比較

実際のオーナー評価では、「35はバランス型、45は走り特化型」という位置づけが明確です。レビューサイトでも、満足度は35が★4.2、45が★4.5といずれも高水準です。

35ユーザー：「燃費と装備のバランスが良い」
45ユーザー：「スポーツカーに近い感覚を味わえる」
評価の差：用途と期待値によって変わる傾向あり

どちらも高評価ですが、目的に応じた選択が満足度を左右します。

アウディA4 35と45の購入検討ポイント

価格帯とコストパフォーマンス

アウディA4 35は新車価格が約540万円前後、45は約690万円からと差があります。装備内容と性能を比較した際、35は費用対効果のバランスが良く、45は価格に見合う高性能が魅力です。

モデル	新車価格（目安）
A4 35 TFSI	約5,400,000円
A4 45 TFSI quattro	約6,900,000円

価格差以上に装備や走行性能の違いをどう捉えるかが選択の鍵です。

維持費（税金・保険・燃費）の違い

35は1.5Lエンジンのため、自動車税や保険料が抑えられます。45は2.0L＋クワトロのため、保険料やタイヤ交換費用などが割高になります。

自動車税：35（約30,500円）／45（約39,500円）
任意保険：35（年間約8万円〜）／45（年間約11万円〜）
燃費：35 約15.8km/L ／ 45 約13.6km/L

車両本体だけでなく、5年間の維持費総額で比較するのが重要です。

用途別おすすめモデル（通勤・旅行・趣味）

使用目的によって適したモデルが異なります。通勤や買い物中心なら35が適していますが、趣味での長距離ドライブや高速走行が多い方には45が理想的です。

通勤・近距離：A4 35（燃費良好で取り回しも軽快）
旅行・遠出：A4 45（パワーと安定性が快適さを生む）
趣味・走行性能重視：A4 45（スポーティな走りが魅力）

法人利用・リースでのおすすめモデル

法人名義での導入やリース契約では、残価設定や月額支払いを重視することが多くなります。A4 35はコスト管理がしやすく、リース料も低めです。一方、45は車格面での対外印象が高く、営業車や役員車としての活用に適しています。

リース料目安：35 約5.5万円〜／45 約7.5万円〜（5年契約）
減価償却：35の方が税務上優位なケースもあり

初心者・ファミリー向けの選び方

運転に不慣れな方や小さなお子様がいる家庭では、操作性・安全性・コスト面のバランスが重要です。A4 35は取り回しがよく、先進安全装備も標準的に揃っており安心です。安全第一で経済性を重視するなら35が適しています。

ファミリーユース：広めの室内と静粛性が好評
初心者：前方・後方センサー、アシスト機能が充実

ライバル車種との比較と選び方

BMW 3シリーズとの比較

BMW 3シリーズはアウディA4と同じDセグメントで、走行性能とブランドイメージが高い評価を得ています。特に320iとA4 35はよく比較されるモデルで、操舵感や後輪駆動による走行フィーリングの違いがポイントです。

A4：FF中心で安定志向
3シリーズ：FRによるダイナミックな走り
内装デザインはA4の方が先進的との声も

メルセデス・ベンツCクラスとの違い

Cクラスは高級感と乗り心地に定評があり、特に静粛性ではトップクラスといわれます。一方、A4は価格とのバランスに優れ、コストパフォーマンスを重視する方に支持されています。

モデル	乗り心地	内装の質感
Audi A4	適度に引き締まった印象	機能美重視の先進的デザイン
Mercedes-Benz C-Class	ラグジュアリーな快適性	高級素材を多用し重厚感あり

レクサスISと比較してどうか

レクサスISは信頼性と品質で高く評価されており、日本国内ではA4と人気を二分する存在です。走行性能ではA4が有利との声もありますが、メンテナンスコストやディーラー網の広さではISに軍配が上がります。

IS：故障が少なく信頼性が高い
A4：ヨーロッパ車ならではの走行性能
中古価格はISの方が値崩れしにくい傾向

輸入車 vs 国産車：購入の判断軸

アウディA4は輸入車ならではのデザイン性や走行性能が魅力ですが、維持費や部品調達に不安を感じる方もいます。一方、国産車はトラブルが少なく、アフターサポートの安心感が大きなメリットです。

判断軸となるのは以下の通りです。

走りやデザイン：輸入車（A4など）
維持コストと信頼性：国産車（ISやクラウン）
再販価格：車種によって大きく変動

ブランドイメージと信頼性の視点

アウディは「都会的で先進的」なブランドイメージが強く、ビジネスパーソンからの支持も厚いです。BMWは「走り」、メルセデスは「ステータス」、レクサスは「信頼性」が軸となるイメージです。

ブランド	イメージキーワード	主な支持層
Audi	洗練・テクノロジー志向	30〜50代の都市部ユーザー
BMW	走り・スポーツ志向	ドライビング好き
Mercedes-Benz	高級感・伝統	経営者層・富裕層
Lexus	安心感・品質重視	保守派ユーザー

ブランド選びはライフスタイルや価値観に直結します。実車での比較が大切です。

よくある質問と回答

アウディA4 35と45の燃費はどれくらい違う？

WLTCモードにおける燃費はA4 35が約15.8km/L、A4 45が約13.6km/Lです。燃費差はおよそ2.2km/Lで、年間1万km走行した場合、ガソリン代の差額は約16,000円程度となります（レギュラー170円/Lで試算）。

35：燃費重視のユーザー向き
45：パフォーマンス重視のため燃費は控えめ

短距離中心の方は35、長距離を走る方は維持費に注意が必要です。

どちらが維持費が安く済む？

A4 35の方がエンジン排気量・重量・装備の点で維持費を抑えやすいです。自動車税や燃費、保険料など全体で年間5〜7万円程度の差が出るケースもあります。

費用項目	35	45
自動車税	約30,500円	約39,500円
任意保険	約8万円/年	約11万円/年

日常的に使うなら、維持費は選択の大きな判断材料となります。

加速性能は実際にどのくらい違う？

0-100km/h加速はA4 35が約8.9秒、45は約5.8秒です。高速道路での合流や追い越しでは、45の方が明らかに余裕があります。

35：街乗りや穏やかな運転には十分
45：高速走行・山道などで高い安心感

スポーツ走行を求める方には、45が圧倒的に有利です。

アウディ初心者におすすめなのはどっち？

初めてアウディを検討する方には、A4 35が扱いやすくおすすめです。燃費や価格のバランスが良く、日常使いにも不安がありません。

35：価格・維持費・操作性のバランスに優れる
45：予算に余裕があり、走りを求める方向け

初アウディでも安心して乗れるのが35の強みです。

購入後の満足度が高いのはどちら？

ユーザー満足度調査では、A4 45の走行性能と装備に対する満足度が高い傾向です。一方で、A4 35はコスパや実用性に対して好意的な評価が目立ちます。

モデル	満足度（5段階）	評価ポイント
A4 35	4.2	燃費・コスパ・静粛性
A4 45	4.5	加速・安定性・高級感

リセールバリューが高いのは35と45どっち？

中古車市場でのリセール率はモデルや装備、走行距離により大きく変わりますが、45は高価格帯ゆえに下落幅が大きい傾向です。35は購入価格が低いため、リセール時のダメージが小さいとされています。

35：価格下落が緩やかで売却しやすい
45：車両価値は高いが、落差も大きめ

5年後の売却価格の例として、35が約180万円前後、45は220〜250万円前後が目安です。

まとめ：アウディA4 35と45の違いと選び方

アウディA4 35と45は、どちらも魅力あるモデルですが、それぞれに明確な特徴と適したユーザー層があります。

A4 35は「日常使いの快適性と経済性」を重視する方に向いています。燃費性能や価格面、維持費の低さが魅力です。
A4 45は「走りと装備の充実度」を求める方におすすめです。加速性能や安定性、内外装の質感で差が出ます。

比較項目	A4 35	A4 45
価格帯	約540万円〜	約690万円〜
燃費（WLTC）	約15.8km/L	約13.6km/L
加速性能（0-100km/h）	約8.9秒	約5.8秒
駆動方式	FF	quattro（4WD）
適した用途	通勤・街乗り・経済性重視	高速走行・趣味・走行性能重視

選ぶ際には予算・走行スタイル・維持費の3つを軸に検討すると、自分に合った1台が見つかります。

購入前には必ず試乗を行い、実際の操作感や快適性を体感することをおすすめします。