【完全比較表】アウディA3～A8の違いとは？価格・性能・装備を徹底解説

2025/07/19

アウディA3〜A8の違いとは？この記事で分かること

「アウディA3からA8って、結局何が違うの？」そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。車種ごとの違いが分かりにくく、価格や性能だけで判断するのは難しいという声をよく聞きます。

この記事を読むことで、A3〜A8それぞれの特徴や向いているユーザー像が明確になります。「見た目は似ているけど、どこが違うのか分からない」「予算に合ったモデルを選びたい」という方にとって、役立つ情報を整理しています。

「どのアウディが自分に合っているのか分からない」と感じた経験はありませんか？筆者も初めて輸入車を選ぶときに、ラインナップの多さに戸惑いました。A4やA6の違いだけでなく、装備や乗り心地にも注目すべきポイントがあります。

この記事は、スペック・価格・内装・安全性・走行性能といった重要な比較ポイントを分かりやすく整理し、あなたのベストな一台を選ぶためのヒントを提供します。

この記事で分かること

A3〜A8の価格・性能・装備の明確な違い
各モデルに向いているユーザータイプ
ライバル車との違いと選ぶ際の判断基準
実際のユーザー評価と満足度の傾向
専門家の視点によるおすすめモデル紹介

アウディA3〜A8の基本スペック比較｜サイズ・価格・燃費の違い

全モデルのボディサイズ・重量を一覧で比較

アウディA3〜A8はモデルが上がるごとにボディサイズと重量が大きくなります。以下の表はそれぞれの寸法と車両重量の違いを示しています。

モデル	全長（mm）	全幅（mm）	全高（mm）	車両重量（kg）
A3	4,345	1,815	1,450	1,330
A4	4,760	1,845	1,430	1,470
A5	4,755	1,840	1,385	1,500
A6	4,950	1,885	1,460	1,680
A7	4,970	1,910	1,420	1,730
A8	5,190	1,945	1,470	1,980

大型化に伴い走行安定性や居住性は向上しますが、取り回しには注意が必要です。

価格帯の違いとコストパフォーマンスの考察

価格はエントリーモデルのA3が約370万円から、フラッグシップのA8は約1,200万円まで幅広い設定です。

A3：370万円〜
A4：540万円〜
A5：590万円〜
A6：710万円〜
A7：880万円〜
A8：1,200万円〜

価格と装備のバランスではA4やA6が特に評価が高く、多くのユーザーから「高級感と実用性のバランスが取れている」という声が寄せられています。

エンジン性能と燃費の比較（ガソリン・ディーゼル・ハイブリッド）

アウディは全モデルに複数のパワートレインを用意しています。ガソリン・ディーゼルに加え、A6以降はマイルドハイブリッドやPHEVも展開しています。

モデル	最高出力（PS）	燃費（WLTCモード）
A3	150	15.8km/L
A4	204	13.9km/L
A6（MHEV）	245	12.5km/L
A7（PHEV）	367	18.9km/L（EV航続含）
A8（PHEV）	449	17.1km/L

燃費性能を重視するならA3・A7のPHEV、動力性能を求めるならA6・A8が優秀です。

環境性能と税制面での違い

環境性能ではA7・A8のPHEVが最も優れており、エコカー減税対象にもなっています。加えて、マイルドハイブリッド搭載モデルも燃費改善に寄与しています。

PHEVモデルは自動車重量税・取得税が軽減される
MHEVモデルでも一部減税が適用される
ディーゼル車は環境性能とトルク性能が高評価

特に都市部や環境規制の厳しい地域では、PHEVの選択が推奨されます。

新車価格とリセールバリューの傾向

アウディは全体的にリセールバリューが高い傾向にあります。中でもA4・A5は市場人気が安定しており、3年落ちで約60〜70％の残価を維持するケースが多く見られます。

A3：実用性が高く、初回車検前の売却で高値が付きやすい
A6：法人需要が多く安定した中古車相場
A8：フラッグシップのため需要は限られるが、希少性で価値を維持

ただし、グレード選定やオプションの有無により下取り価格が大きく変動します。

内装・外装デザインの違い｜高級感・装備・快適性を比較

エクステリア（外観）のデザイン比較

アウディA3〜A8は、すべて共通のデザイン言語「シングルフレームグリル」を採用していますが、モデルごとに細部の設計や雰囲気が異なります。

A3はコンパクトかつスポーティな印象
A5はクーペライクな流線型のフォルム
A8は堂々としたフラッグシップらしい存在感

年式やグレードによりLEDヘッドライトのデザインにも違いがあり、視認性とデザイン性の両面に影響します。

インテリア（内装）の質感・素材・快適装備

内装ではモデルが上がるほど素材や仕上げに高級感が増します。

モデル	主な内装素材	シート表皮
A3	ソフトパッド＋樹脂	ファブリック
A4	アルミニウム＋本革	レザー（一部グレード）
A6〜A8	ウッド＋ナッパレザー	バルコナレザーまたはナッパ

A6以上ではシートマッサージ機能や4ゾーンエアコンも搭載され、快適性が一段と向上します。

インフォテインメント・ディスプレイ機能の違い

全車にデジタルメーター（バーチャルコックピット）を搭載。上位モデルほどディスプレイサイズが大きく、ナビゲーション機能やUIのレスポンスも向上しています。

A3：10.1インチMMI＋7インチメーター
A4〜A6：12.3インチメーター＋タッチスクリーン
A8：上下2段のタッチ操作＋音声制御システム

注意点として、ディスプレイの解像度や操作性は年式によって差があり、2018年以前のモデルではタッチ非対応のケースもあります。

シートのグレードと座り心地の違い

モデルによりシートの素材・調整機能・快適装備が異なります。

A3：手動調整＋ファブリック
A4・A5：電動調整＋レザー（ヒーター付）
A6・A7：電動＋メモリー＋ベンチレーション
A8：マッサージ機能＋足置きリクライニング

長距離移動を重視する方には、A6以降のシート性能が特に高く評価されています。

カスタマイズ・オプション装備の傾向

アウディは幅広いオプションパッケージを用意しており、ユーザーの好みに応じたカスタマイズが可能です。

モデル	主な選択可能オプション
A3	マトリクスLED、スポーツシート、S line
A4・A5	アシスタンスパッケージ、B&Oサウンド
A6〜A8	パノラマサンルーフ、アロマディフューザー、電動サンブラインド

選択するオプションにより、下取り価格や乗り心地にも大きな差が生まれます。

走行性能・乗り心地を比較｜スポーティさvs快適性

0-100km/h加速・最高速度の比較

アウディ各モデルの加速性能は、搭載エンジンと駆動方式により大きく異なります。以下は代表的なグレードでの性能比較です。

モデル	0-100km/h加速	最高速度
A3 35 TFSI	8.4秒	210km/h
A4 45 TFSI quattro	5.8秒	250km/h
A6 55 TFSI quattro	5.1秒	250km/h
A8 60 TFSI e	4.9秒	250km/h

上位モデルほど加速力に優れ、静粛性とのバランスも秀逸です。

サスペンションと乗り心地の特徴

乗り心地はモデルのサイズと足回りの仕様によって差があります。A3はやや硬めのセッティングですが、A6以上はエアサスペンションの採用により上質な走行感を実現しています。

A3：コンパクトでキビキビした乗り味
A5：スポーティさと快適性の両立
A7・A8：まるでラグジュアリーセダンのような滑らかさ

エアサス搭載車は段差吸収性が高く、長距離移動でも疲れにくいのが特徴です。

駆動方式（FF・クワトロ）の違い

アウディは伝統的にクワトロ（4WD）技術に強みがあります。グレードによりFFとクワトロが選択可能で、走行安定性に大きな違いがあります。

モデル	駆動方式	特徴
A3	FF	軽量で燃費重視
A4・A5	quattro（4WD）	滑りやすい路面でも安定
A6〜A8	quattro（標準装備）	高出力エンジンを効率よく制御

降雪地域やワインディング走行ではquattroモデルが高く評価されています。

高速走行・ロングドライブでの安定性

長距離移動を想定した場合、A6以上のモデルは高速域での直進安定性と車内静粛性に優れています。

A3・A4：風切り音はやや気になる場面も
A6・A7：ボディ剛性が高く、200km/h超でも安定
A8：アクティブサスペンションにより快適性は最上級

ドイツのアウトバーンのような条件下でも、A8はビジネス用途に耐えうる性能です。

街乗りとワインディングでの評価

街中での取り回しや狭路での運転を重視するならA3やA4がおすすめです。対して、ワインディングロードではA5・A7のバランス感が光ります。

A3：コンパクトで小回りが利く
A5：後輪駆動ベースのハンドリング特性
A7：ロール制御に優れ、峠道でも安定感あり

A8は全長が5mを超えるため、街中では取り回しに注意が必要です。

安全性能・先進技術の違いを徹底解説

標準装備される先進運転支援システム（ADAS）

アウディの各モデルには、安全性を高める先進運転支援機能（ADAS）が搭載されています。A3〜A8まで、搭載内容は次のように異なります。

モデル	主なADAS機能（標準装備）
A3	アウディプレセンスフロント、アダプティブクルーズ
A4・A5	アウディサイドアシスト、トラフィックジャムアシスト
A6・A7	アダプティブドライブアシスト、レーンアシスト
A8	360度カメラ、ナイトビジョン、アクティブレーン制御

モデルが上がるほど、より高度な自動運転支援が受けられる仕様となっています。

モデル別の安全評価・ユーロNCAPの結果

各モデルはユーロNCAP（欧州新車アセスメントプログラム）で高い評価を受けています。特にA4以降のモデルでは、衝突安全性と歩行者保護性能が高く評価されています。

A3：5つ星評価（2020年テスト）
A4：5つ星評価、安全補助装置94％
A6：5つ星評価、衝突安全性93％
A8：5つ星評価、歩行者保護性能89％

数値上も明らかに安全性はトップクラスであり、家族での利用にも安心です。

自動駐車・アダプティブクルーズコントロール機能

快適性を向上させる運転支援機能もモデルによって異なります。以下の表は、代表的な支援機能の有無です。

モデル	自動駐車	アダプティブクルーズ
A3	オプション	標準装備
A4・A5	標準装備	標準装備
A6・A7	自動駐車＋リモート操作	全車標準＋予測制御型
A8	リモートパーキング＋3Dビュー	AI搭載の自動停止・発進対応

A8ではスマートフォンから遠隔操作できる機能もあり、狭い駐車場での利便性が際立ちます。

ナイトビジョン・レーンキープなどの有無

上位モデルでは視認性を高めるナイトビジョンや、車線維持を支援するレーンキープ機能が導入されています。

A3：レーンデパーチャーワーニング（警告のみ）
A4・A5：アクティブレーンキープ（自動補正）
A6以上：ナイトビジョン機能（歩行者検知付き）

夜間の安全性向上や高速道路での安心感に直結する装備です。

安全装備の進化と世代による違い

安全装備はモデルチェンジやマイナーチェンジごとに進化しています。特に2019年以降のA6・A8では、自動ブレーキの検知範囲が拡大し、横断歩行者や自転車にも対応するようになりました。

2016年以前：前方のみ対応の自動ブレーキ
2019年〜：360度対応＋夜間検知＋交差点アシスト
2023年〜：AIによる状況認識と警告の強化

購入検討時には「年式」も重要なチェックポイントとなります。

ユーザータイプ別おすすめモデル｜あなたに最適なアウディは？

ファミリーカー向けに最適なモデルは？

家族での利用を前提にするなら、後席の広さや荷室容量、快適装備が重要です。

A6アバントはラゲッジ容量565Lでベビーカーも積載しやすい
A4もリアシートの広さがあり、チャイルドシートも装着しやすい
後席エアコンやリアサンシェードがあると夏場も快適

特にA6アバントは家族4人での旅行にも対応できる万能モデルです。

通勤や街乗りが多い人におすすめは？

日常使いに適したモデルは、燃費性能や取り回しのしやすさがポイントです。

A3：車幅1.8m以下で都内でも駐車しやすい
A4：渋滞対応ACC付きでストップ＆ゴーも快適
平均燃費はA3で約15.8km/Lと経済的

週5の運転に疲れたくない方は、運転支援機能の有無もチェックしましょう。

スポーティな走りを楽しみたい人向けは？

ドライビングを楽しみたい方には、パワートレインや足回りの性能が重要です。

モデル	特徴
A5 Sportback	俊敏なハンドリングとクーペ風デザイン
A6 45 TFSI quattro	トルクがあり加速も滑らか
A7	ロングボディでも安定したコーナリング性能

走行モード切替やパドルシフト装備も注目ポイントです。

コスパ重視で選ぶならどのモデル？

コストパフォーマンスに優れたモデルを選びたいなら、価格と装備内容のバランスがカギになります。

A4は500万円台で先進装備が充実
3年後のリセールは約65％と優秀
車両重量が軽いため維持費も抑えやすい

初めての輸入車としても失敗が少ないと評判です。

初めての輸入車として選ぶならどれが安心？

輸入車初心者にとっては信頼性や取り回しの良さ、サポート体制も重要です。

A3：サイズ感と価格帯で最も選ばれている
A4：日本国内での販売実績が豊富で安心感がある
全国の正規ディーラーで整備体制も充実

A8やA7は装備やサイズの面で初心者にはやや扱いにくい可能性があります。

他社ライバル車とアウディA3〜A8の比較

BMW 3シリーズ・5シリーズとの違い

BMWは「駆けぬける歓び」をコンセプトに、走行性能に特化したセッティングが魅力です。

3シリーズはA4と同クラスで、FRベースのスポーティな走りが特徴
5シリーズはA6と競合し、高級感と操縦安定性のバランスが秀逸
内装のデザインはアウディのほうがデジタル要素が豊富

ドライバーズカーを求めるならBMW、スマートなデザイン性ならアウディがおすすめです。

メルセデス・ベンツCクラス・Eクラスとの比較

メルセデスは快適性と先進性に優れており、CクラスとEクラスはA4〜A6と競合します。

モデル	アウディ	メルセデス
ミドルクラス	A4	Cクラス
アッパーミドル	A6	Eクラス

乗り心地や静粛性ではメルセデスが上回るという声もありますが、デザインと操作系の一体感ではアウディが高評価です。

レクサスIS・ES・LSとの評価比較

日本市場で人気のレクサスも、アウディの競合としてよく比較されます。

ISはA4と同クラスで、走行安定性と質感が魅力
ESはA6と同程度のラグジュアリー感と静粛性
LSはA8と競合するが、価格・性能共に拮抗

日本製ならではの信頼性と、質感の高さを重視する方にはレクサスが合います。

ボルボS60・S90との選択ポイント

北欧デザインが特徴のボルボは、安全性能に定評があります。

モデル	主な特徴
S60	ミドルセダン。安全装備が全車標準で充実
S90	A6〜A8と競合。内装の木目調仕上げが高評価

一方で、走行性能やインフォテインメントではアウディに軍配が上がるというレビューも見られます。

各社の特徴とアウディの優位性とは？

競合車と比較すると、アウディには独自の強みが複数あります。

バーチャルコックピットなどのデジタル技術
クワトロによる走行安定性の高さ
都会的で洗練されたエクステリアデザイン
全体的にバランスの良い装備構成

「走り」「快適性」「デザイン」「安全性」のすべてにおいて高水準なバランスが、アウディ最大の魅力です。

よくある質問と回答

アウディA3とA4の決定的な違いは？

A3とA4の主な違いは「サイズ」と「装備の質感」です。

A3：全長4,345mm、コンパクトで取り回ししやすい
A4：全長4,760mm、後席と荷室が広く快適
内装素材や静粛性はA4の方がワンランク上

街乗り中心ならA3、長距離や家族利用ならA4がおすすめです。

A6とA7はどちらが高級感がある？

A6とA7は同等の装備を共有していますが、見た目と内装の演出が異なります。

A6：セダン形状でフォーマル、居住性重視
A7：ファストバックスタイルでスポーティかつモダン

「高級感＝質感＋デザイン性」と捉えるなら、A7の方が先進的でスタイリッシュです。

中古で買うならA5・A6のどちらがおすすめ？

コストと実用性のバランスで選ぶならA6、デザインと走りを重視するならA5です。

モデル	3年落ち相場	人気の理由
A5 Sportback	約350〜400万円	クーペ風デザインと実用性の両立
A6	約320〜380万円	法人落ち車両が多く、状態良好

走行距離やメンテナンス履歴は必ず確認し、リセールにも影響します。

アウディは維持費が高いって本当？

国産車と比べると維持費はやや高めです。ただし工夫次第でコントロール可能です。

年間の税金：約45,000〜66,000円（排気量により異なる）
車検費用：正規ディーラーでは15〜20万円程度が相場
オイル交換などは専門ショップでコストダウン可能

定期点検と純正パーツへのこだわりが維持費の差を生む要因です。

クワトロは全グレードに搭載されている？

いいえ、クワトロ（四輪駆動）はすべてのグレードに搭載されているわけではありません。

A3・A4の一部：FF（前輪駆動）が基本
A5以上の上級モデル：quattro搭載グレードが中心
グレード名に「45 TFSI quattro」などと明記されている

雪道やワインディング走行を想定する方にはquattro付きが安心です。

購入前に試乗する際のポイントは？

試乗では次のような点をチェックすることで、後悔のない選択につながります。

運転席からの視界と座り心地
アクセルレスポンスとブレーキのフィーリング
インフォテインメントの操作性
低速〜高速までの乗り心地の違い

試乗コースが短い場合は、購入前に再試乗を申し出ても問題ありません。

まとめ：アウディA3〜A8の違いを徹底比較して最適な1台を選ぼう

アウディのA3からA8までのラインナップは、サイズ・価格・装備・走行性能に至るまで明確な違いがあります。

自分にとって最適なモデルを選ぶには、「使用シーン」と「重視したいポイント」を明確にすることが重要です。

A3は取り回し重視の街乗り向き
A4・A5はバランス型で実用性と上質さの両立
A6・A7はビジネス・長距離に最適
A8は快適性と威厳を兼ね備えたフラッグシップ

購入時は価格だけでなく、安全性能・乗り心地・将来的なリセール価値も含めて比較検討するのがおすすめです。

また、ライバル車との違いを知ることで、アウディ独自の魅力がより際立ちます。輸入車の中でもデジタル技術と走行性能のバランスが取れたブランドとして、アウディは多くのユーザーから高い評価を受けています。

最後に重要なのは、実車を見て・乗って・感じること。試乗体験を通じて、自分にぴったりの1台を見つけてください。